気を付けておきたいこと

六角大王Superが吐き出すPOVシーンファイルについて気を付けておきたいことを挙げておきます。

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テクスチャが乱れる

オブジェクトの一部にテクスチャを貼ったモデルをPOV-Rayに出力すると下のようにテクスチャが乱れる事があります

bad UV sample

これはテクスチャを貼った部分と貼っていない部分の境目でうまくUV座標が出力されないために起る現象のようです。
上のモデルの場合は水色の部分がテクスチャを貼っていないポリゴンです。

確実な対処法としては、テクスチャのある部分を分離してしまうことです。
ただそうすると、なめらかな部分の一部などの場合はつなぎ目が見えてしまうのが難点です。

対症療法として、ひとまずポリゴンの色をそのまま使いたい部分にダミーのテクスチャを貼っておきます。
このようにすればテクスチャの位置が乱れる事はありません。

dummy texture

その後で、出力されたTGAのテクスチャの中からダミーのテクスチャを探して、その部分のPOV-Rayのpigmentの設定を書き換えてやります。

...(略)
  texture{
    uv_mapping pigment{
    image_map{
     tga "Texture_0.TGA"
     map_type 0
     }
   }
    finish{
    diffuse 1.0000
    reflection 0.0000
    ambient 0.5000
   }
  }
...(略)



=====>
...(略)
  texture{
    pigment{
    color rgb <0.6094,0.6094,1.0000>
   }
    finish{
    diffuse 1.0000
    reflection 0.0000
    ambient 0.5000
   }
  }
...(略)

このようにすればきちんと六角大王Super上での様にレンダリングされます。

change pigment

ただしこの方法は、出力されるファイルが若干大きくなる事と、複数の色がテクスチャと隣り合っている場合にその数だけダミーテクスチャが必要になる事が難点です。

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