気を付けておきたいこと

六角大王Superが吐き出すPOVシーンファイルについて気を付けておきたいことを挙げておきます。

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光源が変

この問題はSuper4では光源に「グリッドに固定」と「カメラに固定」の2種類ができたことにより半分解決されました。ただしなぜ半分なのかというと、逆の設定の位置に光源が出力されてしまうからです。しかしそれさえ分かっていれば全く問題ありません。
六角大王Superから出力したPOVファイルをレンダリングすると光源の位置が意図したものと全然違っていることがあります。
例えば下の図のように光源を設定します。なお赤い三角で表された光源2は明るさが0なので無関係です。

六角Superでの見え方

この表示によれば、青い三角の光源1は正面上方から照らしているはずなので奥行き方向に影が延びるはずです。
しかしこのファイルから出力したPOVファイルをレンダリングすると下の図のようになります。

POV-Rayでの見え方

これはどうやら六角大王Superでモデリング中は光源がカメラといっしょに回転していますが、POVファイルで出力されるときは現在の光源パレットの設定で、正面から見た視点の場合の光源の位置に換算されるからのようです。

そのため狙ったように陰影を付けようとする場合は下のように一度正面からの視点で光源を設定して、

正面から光源を設定

しかる後に望みの視点に移動します。このとき狙った陰影とは違った結果になっていると思いますが気にしてはいけません。

視点を移動

そしてPOV-Ray形式で出力してレンダリングすると、最初に正面から設定した光源の位置でレンダリングされるはずです。

望み通りの陰影付け

また、六角Superは意外と光源をオブジェクトに近い位置に出力します。
平行光線の光源ならば問題ないのですが、POV-Rayは通常点光源なため、光源が近すぎると妙な感じになります。
そのため、光源を出力された場所より少し遠くに設定し直した方が良いと思います。その方法としては光源の設定に、

light_source{
< 数値 , 数値 , 数値 > *5
....... 
}

などと書くことで光源の位置を数倍して距離を放してやるのが簡単だと思います。
ちなみに、『 * 』はかけ算の記号です。

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