気を付けておきたいこと

六角大王Superが吐き出すPOVシーンファイルについて気を付けておきたいことを挙げておきます。

内容一覧

座標系が違う

注意深い人は気付くと思いますがx座標の値が六角SuperとPOV-Rayでは符号が逆になっています。
とはいえ実際に座標をいじるようなことはほとんどしなくても大丈夫ですし、するにしてもさほど気にする必要はないでしょう。

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オブジェクトが大きい

六角大王Superが吐き出すオブジェクトはPOV-Rayではかなり大きいものになります。
そのためPOV-Rayの関数テクスチャパターンやフォグの表現を使う場合に、POV-Rayのサンプルファイルのような1.0とかいう数値ではなく10とか20とかいう値を指定することになります。

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画面からはみだす

POV-Rayではカメラの設定で縦横比を変えない限り基本的に4:3の比率で出力されます。
そのままでも出力画像のサイズは変えることができますが、ただ単にその大きさにリサイズされた画像ができるだけです。
そのため、最初に六角大王SuperからPOV形式で出力する場合はウィンドウの縦横比を4:3に近付けておいて、さらに少しカメラを引いて余裕をもって出力するのが良いと思います。
そしてレンダリングした後で画像処理ソフトを使って好みのサイズに合わせるのが簡単で確実です。

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Degenerate triangle

これはSuper4では3.5形式がデフォルトになったためなくなりました。

六角大王Superから出力したファイルをレンダリング中に良く出るエラーがあります。こんな感じのエラーです。

Degenerate triangle. Please remove. 
File moo.POV line 765

これは、スムースシェーディング用の三角形ポリゴンの頂点の法線が上手く設定されていない為に出るものです。
六角大王Superで骨組みを入れてぐりぐり動かしてポーズを付けたりしていると良く出ます。
普通はあまり見えない部分だったりする上、オフィシャルのPOV-Rayはこのポリゴンを無視してレンダリングを続けてくれるので特に気にしなくても構わないと思います。
ただ、「無視する」訳ですからそのポリゴンのあるはずの場所には穴が空きますので、場合によっては下の図のように対処が必要なこともあります。

Degenerate triangle

左の絵は矢印の位置のポリゴンが欠けているのがわかると思います。
これを右側のようにレンダリングするには、この場合六角大王Superのほうでつのの先っぽの点を選択して「鋭角線にする」をやるだけです。
大体このエラーが出やすい場所は決まっていて、この絵のようなつのの先のように鋭角にとがっている部分や、関節のような無理なねじれのある部分が多く、また稀に底を抜いた円筒の端っこのようなポリゴンの塊の一部が突然ちぎれているような格好になっている部分でも起こります。
そのため、そのような部分を見つけてあらかじめ鋭角線にしておけば大体防ぐことができます。
ただ、ポリゴンが多くなるとはっきり言って全て無くすのは不可能に近いですので見えない部分や気付かない部分は気にしないのが吉です。

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